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適量を超えてしまうと、体脂肪(特に内臓脂肪)はエネルギーの貯蔵庫どころか、人体の火薬庫となりかねないことを、覚えておいてください。
死の四重奏「サイレントキラー(静かなる殺人者)」とよばれているように、どの病気も肥満という病気ならぬ病的状態の陰に隠れて、ひそかに進行していくケースが多いのです。
しかも、演奏者(病気)の数が増えるにつれて、それぞれの病気が互いに悪影響を及ぼし合い、全身の動脈硬化を猛スピードで進行させてしまうことがわかってきました。
そして最後には、心筋梗塞や脳卒中を起こして突然死、過労死にいたるリスクが著しく高くなるわけです。
だからこそ、初期の初期、ウェストがきつくなったという段階から、しっかりとした自覚が必要なのです。
いつものベルトの穴がきつくなったら、まさにサッカーのイェローカードのように自ら注意して、積極的に人間ドックや健康診断を受けるよう、努めてほしいものです。
なぜなら、内臓脂肪は心がけひとつで減りやすい脂肪だからです。
皮下脂肪はたまるのに時間がかかりますがたまると減りにくい、まるで定期預金のようなものですが、内臓脂肪はたまりやすく減りやすい、日通預金のような性質が特徴です。
初期の隠れ肥満であれば、適度な食事と運動をきちんと心がけるだけで、その状態から抜け出せるのです。
運動だけでは痩せられない。
「痩せよう」と1大決心をなさった方も多いでしょう。
太っていること、つまり体に必要以上に脂肪をため込んでいることがどんなに健康を妨げているか、よくおわかりいただけたと思います。
では、みなさんはどうやって痩せようと考えているのでしょうか。
人間は食事で取り込んだ栄養素を、エネルギー源にしています。
糖質(炭水化物)、タンパク質、脂質の3大栄養素によってエネルギーを取り込み、そのエネルギーを元に命を保ち、さまざまな活動を行っているのです。
食品から摂取したエネルギーを摂取エネルギー、生命を維持し、日常の活動や運動を行う時に使われるエネルギーを、消費エネルギーといいます。
この摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスによって、人は太ったり痩せたりします。
消費するエネルギーよりも多く食べてしまえば、余ったエネルギーは中性脂肪になって肝臓や脂肪細胞の中に蓄えられ、太ることになります。
食べたエネルギー量よりも多くのエネルギーを消費すれば、蓄えられていた中性脂肪をエネルギー源として転換利用するため、結果的に痩せていくのです。
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